インハイ出場
なんと。
私の母校、栃木女子高校の山岳部がインターハイに出場することになりました!
マイナーな部活なので知らない方もいると思いますが、実はインターハイもちゃんとあるんです。
今回はそのお話をさせてください。
山岳競技は、体力、読図、天気図、山岳知識、あとは細かい審査項目で競技を行います。
私たちの代は予選をすることさえ許されず、活動も自粛、自粛、自粛の中で引退。
高校3年になる数日前、栃木県の那須岳で発生した雪崩事故により、同じ県の山岳部の仲間が亡くなりました。
遺族の気持ちを考えれば、欠場や自粛は当たり前の判断です。
しかし当時の私はそれが受け入れられず、どうにも消化できない気持ちがずっと胸にありました。
引退から2年後。
2つ下の代の後輩からインハイ出場の報告。
すごく嬉しかったです。
母校が出場できることもだけど、それ以上に県の高校山岳競技に関わる方々がこの2年でどれだけ大変な思いをして再び基盤を創ったのか。
インハイ予選の開催は、決して事故が風化されたからではありません。
彼らの尊い命を無駄にしないためにも山岳競技を衰退させまいと活動を続け、さらに安全登山の徹底を行った結果なのではないでしょうか。
また、山娘達がずっと山に登り続けてくれていたから。
山部は生活を共にするのでもはやファミリーです。
可愛くて勇敢な妹たちを心から誇りに思います。
インハイの舞台でもあなた達らしく楽しんでね!
ありがとう。